インボイス方式のメリット・デメリット・問題点をわかりやすく説明します

消費税増額にともない軽減税率の導入が決定しそうです。同時に導入されることになるのが「インボイス方式」です。そのメリットとデメリットは何でしょうか。

理解しておけば便利そうです。インボイス方式の問題点についてわかりやすくご説明します。

インボイス方式のメリットとは?

インボイス方式のメリットは大きく分けて2つあります。

①不正が起こりにくい

現在日本では、各事業所や小売店の発行する明細書に品目ごとの税を記載しません。全体の税を一括で記載する「帳簿方式」が一般的です。

しかし軽減税率が導入されると商品ごとに加算される税率が変わります。つまり低い税率で販売した商品なのに高い税率で販売したように処理されていれば、帳簿方式で不正を見抜けません。防止のためには、商品ごとに適用される税率を明記する明細書にすれば簡単にチェックできます。

②税の取りこぼしがない

個別に税率を記載する「インボイス方式」だと、一つ一つの商品にきちんと税を支払ったかどうか目に見えます。もしも支払うべき税よりも少なければ、項目ごとに行政が指導しやすくなります。これで税の取りこぼしを防げます。ただし、これは税収を行う国にとってのメリットではあるのですが・・・。

インボイス方式のデメリットとは?

インボイス方式はどの品目がどれくらいの税率なのか一目で分かるので、税を徴収する側には便利な方式です。しかしメリットだけではありません。デメリットは以下の通りです。

①明細書を作成する側にとっての負担増大

今までの明細書方式が使用できなくなるので、新たなシステムを構築したり、事務の手間が増大します。企業にとっては導入するだけで多額の負担がかかる恐れがあります。

②インボイス方式への移行費用を誰が負担するのか

人件費やシステム費がかさむので、企業は流通する商品から増額分を回収する必要があります。結果として商品価格が値上がりすることが考えられます。負担は消費者にかかります。これでは軽減税率の意味が薄れてしまう可能性が考えられます。潤うのはインボイス関連の銘柄に投資している投資家かもしれません。

インボイス方式 問題はココ

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出典:http://images.all-free-download.com/images/graphiclarge/money_fight_185337.jpg

一番の問題点は「消費税は2017年に引き上げられる」という点です。まだどんな品目をどれくらいの軽減税率で設定するのかも決まっていませんから、準備期間は2年を切っています。短期間で明細書の発行方式をインボイス方式に変えるのは難しいです。

しばらくは現行の請求書の方式を流用する、という折衷案も出ているようですが、いつかはインボイス方式に移行します。時間を確保しても、設備投資費用は事業者の負担です。誰かが一方的に負担を負わないで済むような制度にするべく、現在政府間では様々な議論がなされています。一国民として問題点をなるべく解決してくれたらと思います。

まとめ

インボイス方式は不正を阻止できるというメリットがありますが、一方で導入すると事業者に大きな負担がかかるというデメリットが生じます。問題は消費税の値上げが直前に迫っている、時間がないということです。今後の政府の動きには要注目です。わかりやすく説明したつもりでしたが、説明が至らない部分があったのなら申し訳ないです。

最後までお読み下さいまして、誠にありがとうございました。

関連記事:インボイス方式とはどんな意味?消費税の軽減税率導入の明細書!






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